風の盆については、20数年前に、
テレビのある番組で紹介をしていた。
その映像は衝撃だった。
胡弓のすすり泣く様な音色と
物静かで人影の無い町筋や坂道を
暗闇の中、踊りながら練り歩く・・・・
其の内に、菅原洋一や
石川さゆりが「風の盆」をテーマにした曲を
歌い、流行り出した。
段々、風の盆の事が全国的にとりあげられ、
物静かな筈の行事が様変わりするのを、
悲しく見守っていた(~o~)
今回、機会を得て、三日の最終日に出かけた。
おわら一号で昼過ぎに出発した
一、二日目は天候の心配はなかったが
最終日は怪しかった。
金沢辺りまでは良かったが段々、
悪化して雨を覚悟した
曇り空の夕方に到着し、十三石橋辺りの
川原で夕食を済ませた
其の内に八尾駅近くの福島辺りの町流しの一行が
十三石橋まで坂を下って来た。
次は駅の遠くへ先に行き、戻って来るべく、
緩い勾配の道を選びながら、上新町辺りで町流しを見学し、
曳山展示館の特設会場で下新町の踊りを見た。
町流しが見たいので西新町、東新町をうろつき、
「日本の道百選通り」の諏訪町に着いた
丁度、八時からの町流しが始まる直前で
持参のパイプ椅子で待った。
両側に沢山の人ながら、お囃子にマイクが付けられてないので
静かに聴くように案内され、ゆっくりの流しの一行を、
昔ながらの旅籠風の建物が並ぶ緩い坂道で待った。
段々近ずく、町流しの一行は大行列であった。
丁度、諏訪町の真ん中辺りで休憩で、
暫くして、其の位置で移動せず、諏訪町の踊りが披露された。
「おわら風の盆 行事運営委員会」の地図には、出て無いが、
人の話では、「無玄寺」での踊りがとても良かったと聞き、
町の人々に聴きながら、駅の方へ戻っていく。
途中で人だかりに気づき、覗くと社殿の前で踊る姿が見える。
諏訪社の前で四人の若い女性が舞い、
人数を区切って見学させてもらう。 男舞は無いとの挨拶で・・・・
次に東町を駅に向うと町流しが通り過ぎ
「八尾ふらっと館特設ステージ」で踊りが始まると教えられる。
例の椅子でゆっくり見学する。
他の見学者達と情報交換しながら・・・・
ふらっと館上空には、満月に近い月もはっきり見られ、
二階のパネル張りのステージに一興を添える。
このステージでは、中学生男女のあどけない顔での踊りも有った。
そのまま、今町を曲がり、通り過ぎようとしたら、
今迄の流しの雰囲気とは違うものを感じ立ち止まる。
曲がり角にある今町公民館の前で
一般の方達や子供達が慣れないながら、踊ってられる。
暫くして休憩になり、
椅子で待っていると曲がり角の向こうに
10時からのふらっと館のステージが遠目に良く見える。
それが終ってからいよいよ、今町の最後の踊りが始まる。
公民館の前に囃子方が陣取り、真近に聞こえ、見られる。
輪踊りが始まる。
小さな町内なのか人数も少なく子供も年配も皆、夫々の浴衣である。
段々、踊り進む内に踊り手の人数も増え、
編み笠を目深にかぶる男女のおわら踊りが続く。
これが見たかったおわら踊りなんだなと楽しむ。
各町内でふりというか、所作や雰囲気が違う。
いよいよ、クライマックス!
両端に控えていた一組の男女が左右から中央に・・・・
歌い手も四人程で交代し佳境に入る。
胡弓の音も一段と冴える。
流石、この男女は振りもしなも違う。
男女の情愛を品良く、優雅に舞う。
手を取り合うシーンで思わず拍手が湧き上がる。
盆踊りというより、日本舞踊である。
再び編み笠の男女の群舞で終わる。
十分堪能し、満足して立ち去った。
11時で町流しが終る。
無玄寺辺りも真っ暗である。
少し心残りであるが、欲は際限が無い・・・(#^.^#)
子供の私が余りに絶えず歌い踊るので
沢山の兄弟の末っ子に工面しながら
日本舞踊を習わせてくれた。
「京の四季」や「藤娘」まで習った頃に
先生の引越しで終わった事を思い出す。
亡き母に感謝、感謝(^.^)
十三石橋から月明かりと八尾の町を眺望し、
駅へ向かい、輪踊りを見ながら帰途に着く。
同行の方の中に晴れ男がいらっしゃり、
私も晴れ女のせいか?午後の車中の雨だけで、
天候にも恵まれた(*^_^*)
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