2009年10月13日

泉涌寺別格本山 雲龍院へ参拝(月輪山)

 連休最後の体育の日、
秋晴れの爽やかな一日に出かけた。

同級生の彼女からの久し振りのお誘いである。
姑を長く介護し、一段落すると、
今度は実父の介護の日々である。
一緒に出かける事は当分、無理だと諦めていた。

彼女は京都、河原町五条辺りで
創作手作り印章店を夫婦で営んでいる。
観光雑誌にも、よく、出して貰っていて
全国的に有名で人気の印章店である。
ご主人の印章を彫る腕が良く、
昨年、京都伝統工芸士の表彰を受けられた。

JR東海からの要請で
「そうだ、京都、行こう」の秋シリーズの寺院スタンプを納品した。
その流れで6カ寺の内、一つの寺院を選べる
抹茶付拝観券が戴けた。

彼女の希望で「泉涌寺別格本山 雲龍院」を拝観する事になった。

四条辺りで昼食を済ませ、
京阪電車の「東福寺」駅から、
ゆっくり歩いて25分位、掛かる。

泉涌寺の広い境内の一番奥に雲龍院は位置する。
静かで簡素な佇まいに感じられた。

南北朝期(1372年)開創、日本最古の写経道場である。
この日も8人程の男女が写経をされていた。
竜華殿の中のその廻りを静かに拝み、拝観をする。

霊明殿には、後光厳、後円融天皇の御尊像が祀られている。
そのお庭には、徳川最後の将軍「慶喜」が寄進した
石灯篭も静かにぽつんと立っている。

客殿でテープの案内を聞き、お庭を拝見しながら、
和菓子とお抹茶を戴く。
豊臣秀吉が寄贈した二つの庭石が置かれ、
枯山水の苔庭に雷が落ちて、裂け、折れた様な
背の高い古木もあり、夏椿の花が沢山咲いていた。

書院への廊下の手前に台所があり、
そこに鎌倉時代からの大黒天像が安置されている。
憤怒の形相で福を急いで運ぶ為に走ってられる、
珍しいお姿である。 台所まで開放されている。

書院には、円形の悟りの窓と四角の迷いの窓が並んでいる。

他にも沢山の由緒ある物が安置されている。
あちこちに季節の花々が生けられている。
月輪未生流の師が活けてられる由。

由緒ある古い寺院ながら、
好天気のせいもあるかも知れないけれど、
いわゆる観光寺院の様な賑わい、喧騒もなく、
ゆったりと広々として風通しの良い長閑な雰囲気である。

群馬県からの若い女性観光客三人は着物持参で
自分の好みに着て楽しんでられた。
お祖母様の着物を着てられるかたもあり、
初々しく、華やかな雰囲気になり、
しばし、私共と着物談義をして、くつろいだ。

他の拝観の方々も、静かながら、
ゆったりと三々五々、くつろいでられた。

この泉涌寺には、高名な釈迦涅槃像が描かれている
大きな掛け軸が時期を限って一般公開されたり、
中国の楊貴妃観音像が安置されている寺院もある。

山の方には、孝明天皇、皇后や他の帝の御陵もあり
月輪陵と呼ばれている。

私が学生の頃、今上天皇ご夫妻が
御所の大宮御所で宿泊され、
その後、この月輪陵参拝に来られ、
友人と御所から月輪陵まで追っかけをした事を思い出す。

その後も何度か泉涌寺は訪れ、
その頃は、何処も自由に拝観出来た。

但し、一番奥の雲龍院だけは、
足を運んだ事は無かった。

泉涌寺とは、泉が涌くという意味で
泉涌水屋形があるが、今年は雨が少ないせいか
泉の水は僅かであった。

仏殿辺りに沢山の菊の鉢が並べられ、
少し早めの菊の花を楽しんだ。

二人でのんびり、ゆっくりしたので、
今日は雲龍院とその辺りだけの拝観であった。

海外旅行での忙しい掛け持ち見学が
信じられない程の、のんびりした穏やかな一日であった。

帰りの四条京阪辺りでは、桜の花が咲いていた?



泉涌寺別格本山 雲龍院のスライド
http://www.youtube.com/watch?v=NDqthTg0VjM



F1000236.JPG   悟りの窓


F1000237.JPG   迷いの窓


F1000244.JPG   四条大橋近くの桜


タグ:京都の寺院
posted by ミーちゃん at 05:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする